交通誘導という仕事とは(体験談)

トレンド

こんにちは、いちごです🍓
今回は【交通誘導員】という仕事をした時の
体験談とメリットとデメリットを書いていきます

太郎っち
太郎っち

この仕事ラクそうだな🎵

花子っち
花子っち

気になってたけど…リアルなことが知りたいっ!

と思ってる人のために書きました!

結論から言わせてもらうと。。。決して楽ではありません

が、マスターすると凄くやりがいがあり楽しい仕事でもあります👍

この記事を読んで少しでもお役に立てればと思います

盗まれた

私の体験談になります
真冬で雪が結構降っていた時期です

10代の時、ある交通誘導の会社に面接へ行き、試用期間に入りました
その会社では4日間の試用期間のうち最初の2日間はビデオを観るだけなので
ビデオ鑑賞はそんなに緊張もしませんでした

残りの2日間は現場に出て教わる、、、のですが
初めての現場ということで私は極度に緊張してしまい
財布をポッケに入れたままのコートを女子更衣室に置いて、現場へ行ってしまい
お昼は先輩から千円借りて食べました

吹雪の中、現場に出て大変な思いをし、会社にもどり先輩にお金を返そうと更衣室へ。
あとで疑問に思ったけど、その時は緊張もしててスルーした出来事がありました

女子更衣室に男性がいてコートがかかってる所でモゾモゾしてたんです

その男性が出てくるのを待ち、いざ自分のコートをとり財布を開いて愕然としました
1万3千円入っていたのに千円しかなかったんです
ひとまず千円を先輩に返し、私は会社の所長に説明しました

ところが所長は信じてくれず
私はショックが大きくて泣きながらすぐ近くの交番へと歩きました

面接の時に所長は胸を張り
『ここは警察も出入りするところだから…~』
などと自慢げに?言ってたので安心してた分ショックが大きかったのを覚えています

このあと、それを上回るショックを更に受けることになるとは、、、思いもしませんでした

制服着てても所詮ヒトの子

交番に着き、泣きながら警察官に説明し被害届を書いていた時です
警察官が、紙に記入された会社名を見て私にこう言いました

(警察官)『被害届を出すのをやめないか?』

私は頭が真っ白になり、言葉が出ませんでした

やっとの思いで理由を聞いてみたんです
そしたら、、、

(警察官)『その会社の所長は自分の知り合いでね😅』

。。。。。。。また言葉を失いました

が、被害届を引っ込めるわけにはいきません
そのまま続きを書いていたら、その警察官がどこかへ電話し始めました
そうです
その所長へ電話したんです

すぐに所長が交番へやってきました
茶封筒を持って。

『被害届を出さないで欲しい』
『求人広告もしばらく載せない』←?
『疑わしい人を問い詰める』

等々、一生懸命でした
そして茶封筒を私に差し出しました

私は色んな緊張とショックで頭が全く働かず
諦めの気持ちで茶封筒を受け取り被害届を引っ込め、その場で私はその会社を辞めました

家に帰り気持ちが落ち着いたところで茶封筒をあけたら、、、
一万円札1枚しか入ってませんでした
被害金額は1万2千円です
そして試用期間分のお金も払われてません
まったくバカにされたものです

あまり経験しないような事だとは思います
私がうっかりしすぎなのもあります

ですが、事実こういうことを経験したので
これを読んでくれてる皆さんには同じ思いをしてほしくなくて書きました

貴重品は絶っっっ対に手元から離さない!
必ず注意してくださいね

善人のはずの職業の人でも所詮ヒトの子
この時のことで私は学びました

【 経験者さんも《新しい会社ではほぼ初心者》の気持ちで】
  (会社によっては合図の仕方etcが違います)

別の会社でのこと

それから10数年後に違う交通誘導の会社に勤めました
私は初心者だったので、先輩からの教えはすんなりと聞き入れました

だけど、《以前ほかの会社で働いたことがある》という経験者さんは皆違いました
なかなか先輩の教えを素直に聞き入れないんです
なにか変なプライドでもあるのでしょう
でも新しい会社ではそんなものは通用しません

合図の仕方も違います
無線での言葉の合図も違います
棒だけを使う会社もあれば、旗を使う会社もあります

先輩の教えを聞かない《経験者さん》が現場にいると皆が仕事やりずらくなります

この仕事は【命】にかかわる仕事でもあります

《郷に入っては郷に従え》

どんな仕事にも言えることですけどね!

【 初心者さんは必ずメモをとろう】
  (緊張してると先輩の教えを忘れることがあります)

これも、どんな仕事にも言えることですね

ただ交通誘導に関しては特に《先輩からの教えを忘れる》ことが
かなり恐怖に繋がることがあります

例えば、もし合図の仕方を忘れて適当に合図したら一般車や歩行者や作業員を
事故に合わせてしまうかもしれないのです

なにも大げさなことは言っていません
本当に命にかかわる大事な仕事です

なので教わったこと、分からないことは徹底的に先輩から聞いてメモを取ったほうがいいです
そこで万が一、先輩が嫌な顔をしたら、、、その先輩から聞くことなど一つもないです
別の《本当の先輩》から教わりましょう

【 交通誘導員は臨機応変に頭を使う】

信号機がある現場で交通誘導をする時は、信号のタイミングも考えて誘導しないといけなかったり
わき道から出てくる予想外(実際は想定している)の車にも気をつけて誘導したり
作業員さんの仕事の流れを読みスムーズに進むよう誘導したり

とにかく頭を使います

最初は本当に大変です
これは経験値を積むしかないです
頑張ってるのに失敗しそうな時、《できる先輩》がフォローしてくれます

そうして出来るようになってくると、、、とっても楽しく凄くやりがいがあります

【 一般車、歩行者、作業員、の命を左右する大事な仕事】

私は《出来ない経験者さん》と組まされることが多々ありました
他の人達が皆、嫌がるからだそうです

実際、その《出来ない経験者さん》のせいで一般車同士が衝突しそうになりました
これは現場の作業員さん達も見ています

私がその《出来ない経験者さん》に無線で注意したら、ふてくされて大変でした(汗)
だから皆から『その人と一緒に仕事したくない』って言われるんです
そして私がその人と仕事する羽目になる、、、(汗)
もちろん、何回目か後に私も断りました

他にはこんなこともありました
誘導員は時々、作業員さんのお手伝いをすることがあります
でもそれは本来、誘導員の仕事ではありません
あくまで善意でしたりします

ベテランの先輩が誘導中に現場のゴミをホウキで掃いていた時、それは起こりました

酔っ払い運転の一般車が作業員さんのいるエリアに突っ込んだそうです
作業員さんは轢き飛ばされ腰だったかを骨折
誘導員としての仕事をちゃんとしていれば、危うい運転の車を察知し
作業員さん達に危険を知らせることが出来たかもしれない事故でした

もちろん完全悪は《酔っ払い運転手》です

けどその誘導員が本来の仕事をしていれば作業員さんは轢かれなかったかもしれない
もっと軽症で済んだかもしれない

ただ、そのベテランさんはしっかりと車のナンバーを見て通報したので
翌日、その運転手は捕まったそうです

このように、【交通誘導】という仕事は本当に命を預かる大事な仕事です

【 メリット】

・ いろんな現場で仕事ができる(マンネリ化しない、飽きない)

・ 仕事を覚えると楽しいし、やりがいが凄くある

・ (会社などにもよるが)現場が早く終わると早く上がれることがある(日給変動なし)

・ 危険を察知する能力が強くなる

・ 作業員さんの会社から『また〇〇さん来てね』と指名されることがある
 (給料は変わらないが純粋に物凄く嬉しい)

【 デメリット】

・ 思ってるより冬は寒くて夏は暑い

・ 夏は男性も日焼け止め必須

・ 行きたい時にトイレにいけない

・ 危険と隣り合わせ

とまぁ、こんな感じになります

ちなみに、向いてる人は
・責任感がある
・臨機応変な柔軟な思考・行動ができる
・日ごと新しい場所で働きたい
・先輩の教えをしっかり聞ける

等々ですね

私は好奇心や諸事情で色んな仕事をしてきましたが
こんなにも性に合った仕事はないくらい
【交通誘導】の仕事を大好きになりました
ずっとこの仕事がしたいと強く思っていたほどです

じゃあなんで辞めたのか

ヘルニアが悪化したからです
ヘルニアだと通行止めの《ただ立ってるだけの仕事》すら無理です

健康がいちばんですねっ!

ここまでお読みいただきありがとうございました
ちょこっとでも参考になれましたでしょうか?

他にも経験したことのある仕事を書くので
よかったらブックマークしていただけると…めっちゃ喜びます🍓

ではまた。。。!

いちご🍓

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